菰野と桑名
2013年 11月 17日
翌日(10月31日)は今回ブログの「菰野、桑名」です。
菰野、正式には三重県の菰野町に如来寺と瑞龍寺があります。昭和19年に学童集団疎開が行われ、私の弟が瑞龍寺に、妹が如意寺にお世話になりました。国民学校4年生と1年生、今から約70年前の事です。
今回折角近くに来たので、お世話になった昔を偲ぼうと思い、先ず如意寺を訪ねました。幸い住職、庫裡さん共におられましたが、代替わりして当時の事はご存じ無いようでした。お抹茶の歓待を受け、妹の昔話を聞きながら過ぎた年月を懐かしむひと時を過ごす事が出来ました。
住職は多趣味な方で、各地の有名茶室を見学調査して自力で境内奥に茶室を建てたり、庭木の剪定はすべて自分がやっているとか、中でも高さ10mほどの銀杏の木を棒状に仕立てたのが自慢げでした。
弟のお世話になった瑞龍寺にも訪ねましたが、ここも住職は代替わりしていて、子供たちが日々を過ごした本堂を拝見して帰りました。境内に咲くツワブキの黄色い花が綺麗でした。
菰野を後にして桑名の「歌行燈」で昼食をとり、九華公園~七里の渡し~六華苑を見て帰途に着きました。