今回はその日(4月13日)の夕方近く、同じく白鳥公園の中の「白鳥庭園」の桜を見ようと歩いてきました。この庭園は名古屋で行われた「デザイン博」の跡地に作られたもので、和風庭園としては市内では数少ない庭園の一つです。
枝垂桜が花を散らせながら美しい姿を見せてくれて、晩春のひとときを楽しませてくれました。来年のことは分かりませんが、このひと時の風景を大切にしたいと思っております。
「遅き日の つもりて遠き むかしかな」・・与謝蕪村
「行く春や 重たき琵琶の 抱きごこち」・・与謝蕪村
先月27日に気障なタイトルで「春、春、春花を」を投稿して既にひと月近く経ちます。
その時の我が家のちっぽけな庭では「ヒュウガミズキ」・・(あの時は「トサミズキ」と書きましたが間違いでした。御免なさい)が淡黄色の小さな花を一杯つけて春を知らせてくれましたが、今は「ドウダン」が白い可憐な花で晩春を飾ってくれています。
そして「ボケ」「乙女ツバキ」は散り果て、少し前に「カエデ」が芽吹いたと思っていたら、あっという間に葉を茂らせ、庭に影を落としています。
「トキワマンサク」も負けじと赤い花を開き、逝く春を惜しむように咲いてくれています。
そんな我が家の小さな庭の「春」です。