京都 善峯寺から大原野を歩く
2015年 05月 04日
桜は散り落ちて、遅咲きの枝垂れ桜を残すのみで、華やいだ春の風情には会えませんでしたが、しとしとと降る雨に木々の若葉は濡れて美しく、霧が時々山肌を隠して幻想的でした。
最初の善峯寺は5代将軍綱吉の生母、桂昌院が有力檀家となって寺の復興に尽くされ現在の寺院となったそうです。天然記念物の「遊龍の松」が有名です。
勝持寺は別名「花の寺」の愛称で親しまれているお寺ですが、西行が手植えたといわれる「西行桜」が花を落として寂しげでした。
“ 花見んと むれつつ人のくるのみぞ あたらさくらの とがにはありける” 西行法師
それぞれの寺に趣きがあり、物語がありますが、割愛させて頂き、晩春の京都西山の風景にさせて頂きます。