京都一周トレイル①伏見~蹴上
2013年 05月 04日
“京都一周トレイルは京都の東南、伏見稲荷から比叡山、大原、鞍馬、を経て高尾、嵐山、苔寺に至る全長70kmのコースと豊かな森林、田園風景に恵まれた京北地域をめぐる40kmからなります。京都市をはじめ関係する団体、会社からなる「京都一周トレイル会」により整備をしています。”
京都一周トレイルのルートの概略(京都市産業観光局Net掲載図を借用)を以下に示します。(除く 京北地域コース)
我々は5年前(2008年4月)に高尾から嵐山を歩いたのを皮切りに
5月・・・蹴上から銀閣寺
6月・・・銀閣寺から比叡
7月・・・比叡から大原(戸寺)
8月・・・大原(戸寺)から鞍馬(二ノ瀬)
9月・・・鞍馬(二ノ瀬)から京見峠
10月・・・京見峠から高尾
11月・・・嵐山から苔寺
12月・・・蹴上から伏見 と歩いてきました。
今回、5年前に歩いたルートを逆に歩こうと云う事で、上記ルート図の伏見から蹴上のコースを第一回として4月22日に歩いてきました。(約30、000歩)
先ずは伏見稲荷です。全国に30.000社あると云われる「お稲荷さん」の総本宮です。その稲荷信仰の原点が稲荷山です。祭神の稲荷大明神がこの山に鎮座されたのが和同4年(711年)、その日から数えて2011年に丁度1300ねんを迎えたことになります。下の図は稲荷山の案内図です。
我々は赤い鳥居をくぐって山を登り「四ツ辻」の交差点から左に折れて泉涌寺へ行きます。
泉涌寺は真言宗泉涌寺派の総本山で、天皇、皇族方の陵墓があり、皇室の菩提寺として「御寺(み寺)」と呼ばれています。
泉涌寺の隣に今熊野観音寺があります。緑深く、森閑とした木立の中に五重の塔を半ばかくして静かな佇まいを見せております。
西国三十三ケ所観音霊場第十五番札所であり、ボケ封じ近畿十楽観音霊場第一番札所でもあります。
古くから「頭の観音さん」として広く人々の信仰を集めています。
しばらく歩くと清水山(242m)の三角点が道の右にありますが、周囲は木々におおわれ景観は見られません。
ここを通り過ぎ30分ほど歩けば東山山頂公園です。ここから京都市街がみられます。
この日は好天に恵まれ、花も木も晩春の空に輝いていました。
このあと、青蓮院門跡、将軍塚大日堂、そして展望台からの京都の町を眺めたあと蹴上駅に向かって下山しました。
途中、グループの一人が転倒、幸い大した怪我もなく済みましたが、歩幅を小さく、足元を良く見て、ゆっくりと、そしてストックがあればそれを使って慎重に下りる事を心がけたいと思います。
蹴上駅から地下鉄で京都駅に出て、京都タワーの地下の銭湯で汗を流し、さっぱり気分で帰りました。