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好きな街をよく歩く・・・。そこで感動したものを写真にしています。


by knoty
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瑞穂区 「史跡散策路 ふるさと歴史のみち」

 2月14日、瑞穂区の史跡散策路・ふるさと歴史のみち を歩いてきました。

 振り返ってみますと、平成8年(1996)11月23日に東京日本橋を出発して平成13(2001)年3月25日に京都三条大橋まで東海道を歩いてきました。

 続いて、平成17年(2005)10月5日に京都三条大橋を出発して平成19年(2007)12月18日に東京日本橋まで中山道を歩きました。

 そのあと平成20年(2008)~21年(2009)にかけて琵琶湖の瀬田唐橋から湖岸を一周しました。

 同じく21年(2009)は四日市の追分から伊勢市まで伊勢街道を歩き、翌年の平成22年(2010)は名古屋市の堀川源流から河口(名古屋港)までを歩きました。

 さて、今年は何処を歩くか、昨年から考えていましたが、市内を歩いていますと史跡の説明板?を良く見かけるのを思い出し、この説明板の場所を示す資料が無いか、名古屋市教育委員会に尋ねてみました。

 その結果、名古屋市の西庁舎1階の情報センターで販売している事が分り、訪ねましたら売り切れとのことです。その代わりに名古屋市各区の史跡散策路のパンフレットを戴く事ができました。

 各区に3~4コースの史跡散策路が地図で示されていて、主要な史跡の解説も付いています。これなら近場で、街歩きにぴったりと思い、この史跡散策路を今年は歩いてみる事にしました。
(史跡散策路のコースについては名古屋市のホームページから知る事もできます。)

 下の地図がそれで左下の地下鉄堀田駅近くの「浜神明社」からスタートです。
瑞穂区 「史跡散策路 ふるさと歴史のみち」_a0098746_16374041.jpg

 浜神明社にある斗帳寄進碑は伊勢神宮に斗帳(小さな幔幕)を寄進して祈願成就を祈った碑で、慶長(1596~1615)のものだそうです。神道資料として貴重なものだそうです。
瑞穂区 「史跡散策路 ふるさと歴史のみち」_a0098746_1655148.jpg

 その直ぐ近くに松田橋の交差点があります。この松田橋について、中部地方建設局の説明板は以下ののように述べています。

“天正3年(1575)織田信長が4人の道路奉行を置いて領内の整備をした際、浜の道(熱田~笠寺)も作られ、後に慶長6年(1601)徳川家康が伝馬制度を定め、そのみちは東海道の一部となり、この辺りは田と田の間を通っていたので八丁畷といわれた。

 井戸田村から浜新開への用水が、この東あたりで北から南へ横断しており、そこに架けられたのが松田橋である。このたび、保存されていた松田橋の親柱を使い、「松田橋」を復元した。” その松田橋です。
瑞穂区 「史跡散策路 ふるさと歴史のみち」_a0098746_17124557.jpg

松田橋交差点に架かる横断歩道橋の上から見た写真で、都市高速の下で右から下へ曲がる青色が国道1号、上の方へ行く道で白い車がある道路が旧東海道です。
瑞穂区 「史跡散策路 ふるさと歴史のみち」_a0098746_1720831.jpg

 松田橋を少し南に行くと「東の宮神社」があります。説明書によりますと“明冶元年、明冶天皇が東海道筋を東京へ行幸された際、八丁畷で収穫作業を見られた。それを記念して建立された明冶天皇覧穫之所という碑が境内にある”とあります。確かに碑がありました。
瑞穂区 「史跡散策路 ふるさと歴史のみち」_a0098746_17324733.jpg

 さて、足を旧東海道に戻して東に歩くと山崎川の横にきます。橋の上から冬枯れの川を越える名鉄電車が見えます。古くからの味噌を作る醸造所もあります。
瑞穂区 「史跡散策路 ふるさと歴史のみち」_a0098746_1740884.jpg
瑞穂区 「史跡散策路 ふるさと歴史のみち」_a0098746_17402294.jpg

 この辺りは昔、船着場があったところだそうです。名鉄電車のガードをくぐって少し歩くと藤原師長が琵琶を弾き、歌を唱った居跡があります。そして広い道路(妙音通り)を越えると龍泉寺があります。この辺り一帯は昔からの細い道が曲がりくねって、なかなかの風情です。そういえば妙音通りの妙音はひょっとして藤原師長と関係があるのでしょうか・・・・

 龍泉寺は源頼朝ゆかりといわれる由緒あるお寺だそうです。道元禅師の歌、金子みすずの童謡が掲示されていました。
瑞穂区 「史跡散策路 ふるさと歴史のみち」_a0098746_1756659.jpg

 この細い道は鎌倉街道と伝えられおります。そこを過ぎて北へゆくと瑞穂生涯学習センターです。子供達がその公園で楽しく遊んでいました。時刻は15時25分頃、家を出て2時間たっています。
瑞穂区 「史跡散策路 ふるさと歴史のみち」_a0098746_19525179.jpg

 そこから北東方向に歩くと田光八幡社があります。子供の頃はよくこの境内で遊んだものです。クスノキ、ムクの木の巨木が立ち並び、その中でもひときわ大きいクスノキは、白龍大神の神体となっており、またムクノキとエノキが合体した和合の木もあります。
瑞穂区 「史跡散策路 ふるさと歴史のみち」_a0098746_20121253.jpg

 今回多くの神社やお寺をお参りしましたが、もっとも荘厳な雰囲気のある津賀田神社が最後になりました。ご近所の皆さんが当番をきめて清掃をされており、境内はいつ行っても美しく清浄です。
瑞穂区 「史跡散策路 ふるさと歴史のみち」_a0098746_2021527.jpg
 
 これで「ふるさと歴史のみち」を終え、次回は「民間信仰のみち」を歩いてみたいと思っております。
 

 
by yk120715 | 2011-02-19 20:30